のれんの定番素材≪綿生地≫の中から人気生地を抜粋して徹底解説!
前回の豆知識【のれん編】では、用途によってお薦め生地が変わる事を説明させて頂きましたが、今回は「綿生地」「化学繊維生地」「麻生地」「先染め(無地)生地」とある中からオリジナル暖簾製作の定番素材となる“綿生地”をSワンくんが徹底解説!
ちなみにSワンくんは綿のれんは、優しい肌触りと染めた時の風合いを感じられるので一番好きです♪
のれんの製作と言えばこちらの綿生地が一番の定番となり製作される割合も最も多い生地となります。
デザインを再現する製法としては染めとプリントの2パターンとなりますが、本格的な製作を検討されている場合は、やはり染色が裏まで染め抜かれる「染め」で作るケースが多いです。
下記には簡易的ではありますが綿の中でも選りすぐった暖簾定番生地のご説明をさせていただきます。
「シャークスキン綿」製作枚数NO.1!用途を問わずマルチに対応可能な中厚綿生地
SPの卸で最も人気のある素材となります。他社様での標準時はこちらの生地よりも薄手の「天竺木綿」にて特注制作されているところが多いですが、当店では暖簾の仕上がりにこだわり、一段階厚手のシャークスキン綿を標準とさせて頂いております。
シンプルな平織り生地・薄くも厚くもない中厚の質感・目の詰まった織りの為、細かいデザインも得意と万能な生地の為、オーダーのれんの生地選定に迷われた際はこちらが一番のお薦めとなります。
※漂白されていない茶色(ベージュ)っぽい生成生地のご用意もございます。
「天竺木綿」 一般的な薄手の平織り生地、より安価に製作されたい方向け
暖簾を製作する上では、聞いた事もある方も多い名前かとは思いますが天竺木綿は標準的な平織り生地となります。(SPの卸では一段階厚手のシャークスキンを標準としております)
お店の入り口(ファサード暖簾)以外の間仕切りやたくさん暖簾を製作しなければならない場合のコスト対策としておススメです。
※漂白されていない茶色(ベージュ)っぽい生成生地のご用意もございます。
「カツラギ綿」耐久性の高い厚手の綾織り生地は日除けのれんに最適
斜めに織りの入っている綾織りの比較的厚手の生地となり、引っ張り強度が高い事もあり店舗を彩る店頭幕(日除けのれん)や奥が出来るだけ見えないような目隠し代わりに使用する湯暖簾等によく使用される生地となります。
生地巾も綿素材の中では一番幅があり1枚物で1,400ミリまで対応可能な優秀生地となります。
※漂白されていない茶色(ベージュ)っぽい生成生地のご用意もございます。
今回は、オリジナル暖簾作成に用いられる代表的な綿生地のみご紹介させて頂きましたが、SPの卸ではサイトに掲載していない生地も豊富な種類の取扱いも可能でございます。
料亭や旅館の店舗のれんなどで用いられる風合いある高級生地や生成り生地などは次回以降、ご紹介させて頂きます。
この度はお一読下さいまして誠にありがとうございます!