限定的シーンで活躍する、特徴的なちょっと変わった暖簾生地3種をご紹介!
こんにちわ!SPの卸のSワンくんです。
今回は、恒例企画となりましたのれん生地編となります!
前回までは定番・高級感と進めてまいりましたが今回は、あまり使われる事はないですがシーンによっては活躍する変わり生地のご紹介です!
前回のれんの生地のご説明では「綿素材」で厚みや折り柄に特徴のある生地を3種ご紹介させていただきましたが、今回は生地の厚さに特徴があり使用される用途が比較的限定的な生地となります。
「10番天竺」折り柄の無いプレーンな生地の中では弊社で2番目に厚手の生地
日除けのれんや大きめの幕という用途の中でも、細かいデザインを再現させたい・裏抜けを求めたい(裏まで染料を浸透させること)・色と色のぶつかりのあるデザインの再現等、幅広く応用の利く万能の生地です。
(ちなみに呼び方は:とおばんてんじくと読みます)
弊社で一番厚手の11号帆布ですと上記の部分にて制限がかかる場合もありますがこちらの生地であればある程度制限なく製作できるため、非常に良く製作に使用される生地となります。
※漂白されていない茶色っぽい・ベージュっぽい生成生地のご用意もございます。
「ブロード」 最薄の綿生地
皆さんもYシャツの生地で「ブロード」や「オックスフォード」という名称を聞いたことがあると思います。
そのブロードと同じ「平織りの薄手の生地」となります。
かなり薄手の生地となりますので正直のれんで使用されることは極めてまれで、よく使用される用途のほとんどは「風呂敷」を製作する時が多くSPの卸でもかなりの比率でこちらのブロード生地でお作りさせて頂いております。
平織りできめが細かいので細かいでデザインにも対応可能です。
「バンテン」織りの粗いガーゼのような質感の綿生地
こちらの生地も基本的には暖簾で使用されることはあまり多くないのですが取扱生地としてご紹介させていただきます。
こちらの生地はよい意味で目が粗い織りとなっておりますので暖簾という用途ではなく、風にはためく旗・フラッグにて使用される用途が大半となります。
上記の特性をご理解いただき、逆に透け感のある暖簾が作りたい・太陽光をあまり防ぎたくない・店内を明るくしたいというご用途があれば生地として選択しても面白い素材だと思います。
今回は、のれんに使用する事は稀な3種の生地をご紹介させて頂きましたが綿生地はもっと種類があるんです!
次回ののれん編も引き続き取り扱い生地のご紹介をさせて頂きます!
ご一読くださいましてありがとうございます!