手ぬぐいを歴史から遡ろう!&生地についてのご紹介!
こんにちは!Sワン君です!
何と、今回は少しテイストを変えてSPの卸の販促マスターが手ぬぐいの歴史を教えてくれると言ってくれたのでSワン君は勉強しに行って来ます!
まずは手ぬぐいの歴史を学ぼう!!
手拭いの歴史は諸説ありますが、今から1000年以上の奈良時代ごろにあるといわれています。
そんな古くからあるんだー
昔は布自体が高価で祭礼で使うようなものとして使われていました。
江戸時代になって綿花の栽培が多くなって、木綿の着物の切れ端から生活必需品としての今でも使うような手ぬぐいが誕生しました。
江戸時代のものが未だにあるなんて歴史を感じるね
木綿で作った手ぬぐいは丈夫で一般の家にも広く普及し様々なシーンで使い、今のタオルのような使用や、日除けやほこり除けとして頭に巻いたり、怪我をしたときに裂いて包帯にしたり草履のようにしたりと万能なものというアイテムでした。
使う場所により形を変えることと、安価に作ることもあって、左右が切りっぱなしになっていたのとすぐ乾くことで、衛生面でも秀でていました。
なるほどーだから手ぬぐいは左右が切りっぱなしだったんだね!
もちろん額縁に入れて観賞インテリアや手ぬぐいタペストリーなどで用いられる事も多い為、左右縫製も可能です。しかし実用面の側面から縫製することで乾きが遅くなります。
そして最近は、手作りマスクとして使っている方もいらっしゃいますので、時代のニーズに合わせられる昔ながらの伝統的な和グッズです。
手ぬぐいの生地は実は2種類あるって知っていますか?
手ぬぐいの生地は、文(総理)と岡という2種類の生地があります。
えっ!!!手ぬぐいは全部一緒の生地じゃないの??
手ぬぐいの歴史でも学んだように昔は生地の種類があまり無かったのですが、現在では糸の太さで生地を分けることができます。
糸の太さを番手と呼び、番手が少ないほど糸が太くなります。
文生地は20番手 岡生地は30番手となっています。
糸が太いことで丈夫さは増しますが布自体の目は粗くなります。
一方、糸が細いことで目は細かくなるのでサラサラした触り心地になります。
文(総理)は糸が太いため、生地の目が粗くざらっとした感じの生地。
糸が太い分生地としては岡よりは丈夫です。
岡は糸が細く目が細かいので、さらっとした生地感となります。
デザインもプリントや染めて作る手ぬぐいでも再現度は高く出来ます。
皆さんが製作するのにデザインをより綺麗に作ることが求められている方が多いのでSPの卸で作る手ぬぐいでは岡生地でオリジナル制作をさせて頂く事が多いです。
ただ、文生地は昔ながらの風合いがでます。
染めて作ると線がぼやけて滲んでくるのが、手染め感があり良いという方も多いのと厚みのあるのがいいという方も多いので、お客様ニーズをしっかりヒアリングさせて特注てぬぐい作成の際には一緒に決めさせて頂きたい内容でもあります。
歴史と生地の違いが分かればみんな手ぬぐいマスターだね!!