横断幕や垂れ幕の設置場所別のお薦め生地と保管方法を徹底解説!
2024年最後のSPグッズの豆知識は!幕の設置場所別のお薦め生地をご紹介いたします。
設置する場所や期間は決まっているけど生地が分からない方、是非ご一読下さい!
SPの卸では、幕の特設ページは無いのですが姉妹サイトの「幕・シートの卸」では、垂れ幕や横断幕をはじめとして多数の幕のオリジナル製作をお受け致しております。
そこで今回は、屋外屋内・短期長期そして常設掲示などで生地が変わるのか・・・。使わない時の保管ってどうしたら?など広い視点でご紹介いたします。
屋外に設置する横断幕や垂れ幕お薦め生地
常設・長期の横断幕や垂れ幕
ビニール素材の場合は以下をお薦め致しております。
- 1類ターポリン
- 2類ターポリン
- 1類メッシュターポリン
- 2類メッシュターポリン
- フラットメッシュターポリン
ポリエステル素材の場合は以下をお薦め致しております。
- テトロントロマット
※屋外でのご使用は、風の強さや直射日光の当たる度合いなど、ご使用頂く環境によりご使用頂ける期間は変わります。
風が強い場所では、メッシュターポリンがお薦め
風が強い環境の場合、メッシュ素材をご使用いただく事で、幕が風の影響を受けづらくなります。
メッシュ素材の場合、風が抜けるように、生地自体に細かな穴が無数に開いている為、通常の素材と比較するとデザインの再現性が劣ります。
その為、お客様によっては、2類や1類ターポリンに風穴として切れ込みを入れての納品をご希望頂くケースもございます。
メッシュターポリンの中でも、デザインの再現性を重視する場合、フラットメッシュターポリンが多く使用されます。
フラットメッシュターポリンは、他のメッシュターポリン同様、無数の穴が開いておりますが、穴の中に斜めに糸が入る為、他のメッシュターポリンと比較すると着色部分が増えることで、デザインの再現性が高いと言われております。
風で煽られない場所では、1類・2類ターポリンがお薦め
学校の校舎など壁際に設置するような垂れ幕の場合、強風が吹いても後ろが壁の為、幕だけでバタバタと風にあおられてしまうようなことがありません。
その為、風の影響をあまり気にせず、2類ターポリンや1類ターポリンのご使用を頂くお客様も多くいらっしゃいます。
その中で強度を求める場合は2類ターポリンよりも厚みのある、1類ターポリンがオススメとなります。
ただ、風の影響は普通に受けてしまう為、ご使用頂く環境によっては、何か所かに風穴を開けていただく事をご検討いただく必要がございます。
フェンスなど低い位置に設置の場合はトロマットの選択肢も。
野球グラウンドのフェンスなどに設置される場合、「トロマット」などの布素材をご使用いただく事も多くございます。
そして、こちらは軽量なので例えば試合の際に持ち出したい際にも役立つ生地となります。
もし、ご検討いただく幕で両面印刷が必要になる場合、上記の素材以外に、遮光ターポリン(ビニール)、遮光スエード(布)、遮光ツイル(布)などの、遮光性のある素材をご提案させて頂きます。
短期使用の横断幕や垂れ幕
ビニール素材の場合は以下をお薦め致しております。
- 2類ターポリン
- 2類メッシュターポリン
- フラットメッシュターポリン
ポリエステル素材の場合は以下をお薦め致しております。
- テトロントロマット
- テトロントロピカル
- テトロンポンジ
屋外のご使用でも、数日程度の短期的なご使用でしたら、そこまでの厚みや耐久性は必要ないかと思います。
ただ、環境を考えるとすると、気にする点はやはり「風」です。
骨組を組んで大きな幕を張るような場合、極端に強い風が吹いた場合、骨組みごと倒れて事故につながってしまうようなこともあり得ます。
そんな時はやはりメッシュターポリンなどの風の影響を受けづらい生地のご使用をお勧めいたします。
そして上記の屋外の短期使用の幕で、「テトロンポンジ」はのぼり旗に使用される、非常に薄いポリエステル素材です。
あまり重々しい雰囲気にしたくない場合や、光を通させたいような場合、あえてご使用するケースもございます。
ただ、軽い素材の為、下部などを固定しないと風で捲れ上がってしまいますので、設置には十分ご注意ください。
屋内に設置する横断幕や垂れ幕お薦め生地
屋内では、風の影響などを注意する必要もない為、基本的にはどのような素材でも対応する事は可能かと思います。
お薦め生地はポリエステル素材で、その中でも特に、薄すぎず、耐久性もあるトロマット素材などは人気の素材です。
- テトロントロマット
- テトロントロピカル
- テトロンポンジ
ターポリンなど、ビニール素材はたたみジワが取れない為、たたんで保管ができて、軽く持ち運びにも適したポリエステル素材の方が多く使用されております。
気になる垂れ幕や横断幕の保管方法は?
スポットで年に数回しか使用しないので、使わない場合にどうしたら良いのかはオリジナル製作の際に多いご質問となります。そこで簡易的となりますが以下にてご説明させて頂きます。
ビニール素材(ターポリン)
濡れたり湿っているような状態の場合、必ず水気を拭き取って乾かしてから保管するようにしてください。
また、保管の際は印刷面どうしが触れないように、間にビニールなどを挟んで紙管巻いての保管がお薦めです。
たたんで保管することも可能ですが、ターポリンは1度シワが付くとシワが取れない生地ですのでご注意ください。
ポリエステル素材
色移りの可能性がありますので、良く乾かしてなるべく大きめにたたんで保管してください。また、湿気が多いところにはおかないでください。
印刷する製法によっても、色移り色落ちのリスクは大きく変わります。
のぼり旗などで使用される「ダイレクト印刷」という製法の場合、色移りがしやすくなってしまう為、「昇華転写」という製法で印刷をする必要があります。
やはり状況により生地や保管も色々お薦めは変わって参ります。
その際には、お気軽に担当スタッフまでご相談下さいますと垂れ幕や横断幕のお薦め生地をご提案させて頂きます。
今年最後と言う事で、幅広くいつもより長く販促マスターに聞いてきました。皆様いかがでしたでしょうか?
来年も張り切って役立つSPグッズ豆知識をお伝えして参りますので、どうぞご愛顧の程よろしくお願い致します。